0歳児「さつまいものおやきをつくったよ」

10月。新しいお友だちを迎え、ますますにぎやかになった0歳児クラス。
園庭の木々が秋色に染まりはじめたこの季節、「秋の味覚を五感で感じてほしい」という思いから、さつまいものおやきを作りました。

はじまりは絵本『やさいさん』の読み聞かせ。
食材に親しみを持てるようにとページをめくると、こども達は笑ったり、目を丸くしたり。
少しずつ反応が豊かになっていく子どもたちの姿に、保育者もほっこりと嬉しくなります。

そして登場したのは、本物のさつまいも。
ずっしりと重くて、ゴツゴツしていて、ちょっと冷たい。
じっと見つめたり、トントン叩いたり…まるで小さな研究者のように、真剣な表情でおいもの感触を確かめていました。

柔らかくしたさつまいもを袋に入れ、豆腐やきな粉、片栗粉と一緒にモミモミ。
「これ、なあに?」「つめたいね」とでも話しているようにお友だちと顔を見合わせながら、手のひらいっぱいに秋のぬくもりを感じます。
おいもがまとまると、スプーンで一口サイズに分けて「おいしくなぁれ」と声をかけながらお皿に並べました。

焼きあがったおやきがテーブルに運ばれてくると、目を輝かせる子どもたち。
ほのかな甘みと香ばしい焼き目に、思わずにっこり。
「自分たちで作った」という体験が、いつもより少し特別な味にしてくれたようです。

バナナきな粉スムージーに続く今回のクッキングも、
“食べることって楽しいね”という気持ちを子どもたちと一緒に感じる、あたたかなひとときになりました。
おやきを食べるときは、保育者がそばにつき、水分を取りながらゆっくりと。
安心できる環境の中で、みんなで秋の味を楽しみました。

    

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