4歳児 ブラックベリージュース作り
夏になると、園庭には毎年おいしいブラックベリーが実ります。
遊んでいるときに色づいた実を見つけた子どもたちに「何か作ってみようか?」と声をかけると、「ジュースが作りたい!」と元気な声があがり、みんなでクッキングをすることになりました。
袋に入れて手でぎゅっぎゅっと潰す → ザルに入れて種をこす → 砂糖を入れて煮詰める……という流れであっという間にジュースが完成!
潰すと種だけが残ること、黒い実が赤紫色の液体に変わること、煮詰めると泡がぶくぶく立つこと――子どもたちは一つひとつの変化に「わあ!」と驚いたり、「なんでかな?」と不思議そうに見つめたり。普段そのまま食べていたブラックベリーが少しずつ形を変えていく様子に、新しい発見を重ねていました。
出来上がったジュースを水や炭酸水で割って「おいしいね」と味わったあとは、「みんなにも飲んでもらいたい!」という気持ちがふくらみ、子どもたちの発案でジュース屋さんを開くことに。役割を分けながら協力して、友だちにふるまい「おいしい!」と喜んでもらえたときの表情は、とても誇らしげでした。
次は年長さんと一緒に仕込んだ梅シロップを使ってジュース屋さんを開く予定です。子どもたちの「やってみたい!」という気持ちを大切にしながら、食の面白さや分かち合う喜びをこれからも一緒に味わっていきたいと思います。