5歳児 パン作りからパン配達へ
先日、子どもたちはチョココロネとメロンパン作りに挑戦しました。はじめに「どんなパンを作ろうか」と話し合いをすると、「チョココロネ!」「メロンパンがいい!」と意見が分かれました。
少し考えていたところ、ある男児が「2つ作ったらいいんじゃない?」と提案。その一言にみんなの表情がパッと明るくなり、2種類作ることが決まりました。
子どもたち自身で考え、意見を出し合い、形になっていく過程に成長を感じました。
今回で3回目となるパン作り。
生地をこねる手つきもすっかり慣れたもので、粉の感触を楽しみながら「ふわふわになってきたよ!」と笑顔で教えてくれる姿がありました。
力を込めて一生懸命こね終えた後の達成感は格別で、出来上がったパンを見た瞬間には「わぁ!おいしそう!」と歓声が上がり、子どもたちの目はキラキラと輝いていました。
そんな中、ある女児が「このパン、この前のおじいちゃんおばあちゃん(はいらん家の利用者の方々)に届けたいね」とつぶやきました。
その言葉に子どもたちも賛同し、「いいね!」「喜んでくれるかな?」と自然に会話が広がり、後日またパンを作って届けることが決まりました。
子どもたちの中から「作ってあげたい」「喜ばせたい」という思いが生まれたことに、保育者としてとても嬉しく、心が温かくなりました。
パン作りは単なるクッキング活動にとどまらず、仲間と協力する力や、人に喜んでもらうことの喜びを知る大切な機会になっていると感じます。
次回、みんなで作ったパンを持って訪問する日を、子どもたちは今からとても楽しみにしています。